バッテリーパワーボックス(工場長 命名)

こんにちは、キャンピングカー製作OuT＋です。

今回は「バッテリーパワーボックス」の製作を行いました。

バッテリーパワーボックスとはなんだと思う方も多いと思われます。

だって工場長が今付けた名前なので聞いたことないはずです。笑

それでは「バッテリーパワーボックス」について解説していきましょう！

内容物としましてはサブバッテリー、走行充電器、インバーターが入っています。

まあ電装一式がぎゅぎゅっと詰まっている箱です！！笑

今回タウンエースでの御依頼で、リチウムバッテリー200mAH、走行充電器(RENOGY)、インバーター2000W、5連スイッチを装備致しました。

聞きなれない方もいらっしゃるかもしれないので、ひとつずつ説明していきます！

「サブバッテリー」とは、車に標準で装備されているバッテリーとは別に予備バッテリーとして積むバッテリーのことを指します。これは基本的には車両純正機能への送電を行うものではないと認識してください。

「走行充電器」とは、読んで字のごとく、走行することでサブバッテリーへと充電(12V)を行う機械です。発電機なの？と誤解されがちですが実はそうではありません。車において発電を行う部分は「オルタネーター(ダイナモ)」と呼ばれるものなのです。車は走行することでオルタネーターが発電した電気をバッテリーに蓄えるのですが、基本的には余剰電力が発生します。それを認識し、サブバッテリーへと充電を管理する機械が走行充電器なのです。

「インバーター」とは、車の電気(12V)を家庭用の電気(100V)へと変換し、使用できるようにする機械です。車の電力と家庭用の電気では電圧(V)が違うため、そのままでは使えません。インバーターを介することで、お持ちの家電(電子レンジ、ケトル、TV等)が車でも使えちゃいます。ただし、インバーターには許容電力(W)が決まっていて、よくキャンピングカーに装備されているものは1000W～2000Wのものが装備されています。1000Wのインバーターだと電子レンジやケトル、ドライヤー等の電熱系の家電は基本的に使用ができません。「電子レンジって500～600ｗじゃないの？？」なんて声をいただくのですが、答えはＮＯです。電子レンジの横に製品仕様のシールが貼ってあると思うのですが、大事なのは「定格消費電力」です。電子レンジは大体1200～1300Ｗです。500Ｗ等は温めのパワーを表す表記として利用されているだけで消費電力とはまた違うので要注意です。なので電熱系の家電を使いたい方は1500～2000Ｗのインバーターを装備することをお勧めしております。

長くなってしまいましたが、「架装までは予算が…」「乗用車のままで電装だけ欲しい」「ベッドキットがあるから」このようなお客様にもご案内できることはないかと思い製作したバッテリーパワーボックスになります。

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